中日スポーツ・東京中日スポーツWeb「トーチュウF1 EXPRESS」とのコラボ企画第16弾は、スーパーフォーミュラ第8戦で劇的な逆転勝利を呼び込んだ「NTT docomo Business ROOKIE」に焦点を当てる。
中日スポーツ・東京中日スポーツWeb「トーチュウF1 EXPRESS」とのコラボレーション企画第16弾は、宮城県のスポーツランドSUGOで8月9日に開かれたスーパーフォーミュラ(SF)第8戦で劇的な逆転勝利を呼び込んだ「NTT docomo Business ROOKIE」に焦点を当てる。
今季は5月の第5戦でチーム設立7年目、現体制6年目での初勝利を挙げたばかりだが、早くも2勝目を挙げるなど目覚ましいチーム力の向上を見せつけた。
SUGOでは28周目に出されたセーフティーカー(SC)を味方につけたROOKIEの福住仁嶺が、ピット作業の間に実質5番手から一気にトップへ。あまりの大どんでん返しに、レース後の交流サイト(SNS)をザワつかせる騒動にまで発展した。
チームを率いる石浦宏明監督は「どんなレースでもSCが出ると運、不運が起きてしまうもの。私たちは(ピットインを)引っ張った時点で、SC(での対応を)をイメージ。SCサインが出てからのピットインを指示しました」と冷静に振り返る。
基本的にレース中のタイヤ交換が義務付けられているSFでは、そのタイミングが勝敗を分ける。SUGOでのROOKIEは綿密な準備を進め、プレッシャーのかかる実戦でそれを見事に遂行するチーム力の高さを見せつけた。
この結果、福住はトヨタエンジン搭載チームの最上位となるランキング3位に浮上。新興チームが陣営を引っ張るまで成長した。開幕戦の予選では最低重量違反で失格になるミスを犯したところからのスタート。チームメンバーの成長ぶりが目を見張る。
石浦監督は「モリゾウ(豊田章男会長)さんがトップ(チームオーナー)にいることで、ポジションに関係なく意見が言える雰囲気になっているのが大きいですね。誰でも『良い』と思ったことが言え、それが急成長につながっていると思います」と説明する。第5戦のチーム初優勝も、メカニックからの提案がきっかけになっていた。
SUGOでの勝利はまさにチーム力のたまもの。「ドライバーに限らず、1回勝つとメカさんたちもすごく変わります。勝利を現実的に受け止められるようになって(作業などの)精度も高くなっています」。
トライ&エラーを繰り返しながらも結果を残し続けることで、チームの結束力は高まり実力も増していく。先輩から後輩へ技術や経験の伝承を具体的に進めるROOKIEが、日本を代表するトップチームまで登り詰める日もそう遠くはない。