2024.03.05
半導体製造で世界トップシェアを誇るTSMC初となる日本工場の開所式が行われた。式典に先立ち、同社シーシー・ウェイCEOと豊田章男会長の面談にトヨタイムズが密着した。
半導体の受託生産で世界最大手のTSMC(Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.)の熊本工場(同県菊陽町)の開所式が2月24日に行われ、豊田章男会長が出席した。
同月上旬には、同社、ソニーセミコンダクタソリューションズ、デンソーに加え、トヨタもTSMC子会社のJASM(Japan Advanced Semiconductor Manufacturing)に追加出資を行い、2つ目の工場の建設することを発表していた。
“産業のコメ”とも言われ、生活になくてはならない半導体。1台のクルマに1000個使われているとも言われている。
コロナ禍で自動車が急減産し、需要の回復に伴って挽回生産の局面を迎えた際には、世界的な半導体需給のひっ迫で、クルマの超長納期が社会問題化した。
CASE * が進展し、クルマの知能化が進むにつれ、ますます重要性を増してくる半導体。開所式に先立ち、豊田会長はTSMCのシーシー・ウェイCEOと面談し、固い握手を交わした。
* Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)領域での技術革新TSMC日本進出の節目の日に、何が語られたのか? トヨタイムズニュースが密着した。