「ライバルという仲間が支えになっていた」競泳バタフライ・ 川本武史 ―アスリートを支える人々―
表彰台にのぼり歓声やフラッシュを浴びるアスリートたち。その傍らには彼らを支える「人や技術」がある。バラエティに富んだサポーターはいかに集まり、どんな物語を生み出してきたのか。そこから未来への挑戦を可能にする「鍵」を探っていく。
表彰台にのぼり歓声やフラッシュを浴びるアスリートたち。その傍らには彼らを支える「人や技術」がある。バラエティに富んだサポーターはいかに集まり、どんな物語を生み出してきたのか。そこから未来への挑戦を可能にする「鍵」を探っていく。
今回の舞台はシンガポール。雨季も終わりに差し掛かり、まもなく熱帯の暑い夏が始まろうとしている。街の中心を流れるシンガポール川の行く先には、観光地として有名なマリーナベイサンズやマーライオンがそびえ立ち、シンガポールらしい風景が眺められる。トヨタ自動車所属の若き水泳選手 川本武史(24歳、e-TOYOTA部)は、日本からこの街に武者修行に来ていた。
トヨタのサポートする”グローバルチームトヨタアスリート”の一人で、リオ2016の100mバタフライ金メダリスト ジョセフ・スクーリングは米国からシンガポールに帰郷してからも連日、アジア地域の強豪選手とトレーニングを積んでいた。