2019.01.31 「喜一郎からのメッセージ」

こんにちは、モリゾウです。

1月に自動車産業の故郷でもある
デトロイトに行ってきました。
もちろん、モーターショーで
新型スープラを
お披露目するためですが、
モリゾウにはもう一つ
訪れたい場所がありました。
“米国自動車殿堂”です。

きっかけは昨年夏のある出来事でした。
モリゾウ、孫のつぶやきです。

==以前のつぶやき==

先日、米国自動車殿堂の
新たなメンバーに
“Kiichiro Toyoda”が選ばれました。
伝統ある殿堂の会員に
トヨタの創業者を選んでいただき、
とてもうれしく思います。

トヨタ自動車を創業し、
世界の自動車産業の発展に
影響を与えたという受賞理由ですが、
ここでは少し、
孫としての
モリゾウの想いを語らせてください。
親しみを込めて
「喜一郎」と呼びたいと思います。

喜一郎はアメリカの街中を
多くの車が走る光景に
大きな影響をうけました。
それは「国産車をつくり、日本にも自動車産業を興す」という
創業の志にもつながります。
それだけアメリカは
特別な国だったに違いありません。
喜一郎たちは、
お金もモノも無いところから
クルマづくりを始め、
戦争、労働争議など
苦難も続きました。
彼らは良いところを
見たわけでもありませんが、
未来のためにと闘ってくれたおかげで、
今の私たちがあります。

モリゾウは、 喜一郎が亡くなった
57歳に自分がなる時、
墓前に手を合わせて
「ここから先はおじいさんが見ていない世界です。どうか私の身体を使って夢をかなえてください」と
お伝えしました。

だから今回、
創業者である喜一郎のことを
認めていただいたこと、
特に本人が憧れ、
背中を追い続けた
アメリカからの表彰は、
トヨタ自動車の継承者として、
何より孫として、
感謝の気持ちでいっぱいです。

100年に一度の大変革期、
まさにこのタイミングでの殿堂入りは、
喜一郎からエールを
もらったようにも感じます。

「自分たちが自動織機から自動車の会社にモデルチェンジしたように、みんなも過去の成功体験にとらわれず、未来のために闘ってほしい。たとえすぐには報われなくても、ベターベターでやり続けるのがトヨタらしさだよ」

おじいさん、おめでとうございます。
そして、
大切なことに気付かせてくれて
ありがとうございます。

※こちらの内容は、社内イントラネットに2018年7月10日に掲載されたものです。