今、明かされるWoven Cityの原点 トップが悩み、たどり着いたこと
Woven City着工に伴い、「ともに未来をつくる仲間」へ社長 豊田章男からメッセージが送られた。
令和3年 元⽇、全⽇本実業団対抗駅伝競⾛⼤会(ニューイヤー駅伝)が開催された。
トヨタ⾃動⾞は2015年、2016年に連続優勝しているが、2017年以降、2位、3位、3位、2位と上位⼊賞を果たしながらも、優勝を逃し続けている。
その間、4連覇したのは旭化成。5年ぶりの悲願、そして旭化成への雪辱を果たすべく、トヨタ⾃動⾞陸上⻑距離部は練習を続けてきた。
⼤会前⽇、そんなメンバーに豊⽥社⻑からメッセージが届けられた。
駅伝チームの皆さん
ついにこの季節がやってきました。チーム一丸となって、この日を迎えるためにトレーニンングをしてきたと思います。
今年もみんな心ひとつに!
無観客ではありますが、みなさんが精一杯自分の力を発揮できるよう、少し離れたところから応援しています。
離れていても心はひとつ!
ここでメッセージは終わらなかった。より具体的な約束がもう少し続いた。
実は、このあいだ旭化成の社長に会いました。そこで、
「いつまでも、(こちらから)おめでとうございますとは言いませんよ。」
「こちらが、おめでとうございます!と言ってもらいますよ!」
と言わせていただきました…。
それを実現させるのは…君たちだ!
迎えた元⽇。結果は残念ながら2位に終わった。優勝は富⼠通。トヨタは準優勝、旭化成は3位だった。
旭化成よりは上位だったが、優勝はできなかった。
悔しい結果であったが、豊⽥社⻑はゴール直後、陸上⻑距離部のメンバーに再度メッセージを送っている。
佐藤監督、田中選手、カロキ選手、西山選手、窪田選手、服部選手、青木選手、大石選手、そしてチームのみんな、支えてくれた田原工場のみんな、素晴らしい走りをありがとう!
準優勝おめでとう! そして、約束どおり旭化成に勝ってくれましたね。よく頑張ってくれました!
年末に皆さんからの、こんな言葉を聞きました。
「コロナ禍の中で活動させていただきありがとうございます。
練習もできない状況は大変でした。
会社は、生産が止まった中でも選手のために時間をつくってくれたり、地元の方々、大会の調整をしてくださった方々、 今年は本当に感謝です。
大変な年でしたが、ありがたみを再確認できた年になりました。
我々が頑張ることで皆さんに恩返ししたいと思います。
元旦は感動していただけるような走りで感謝を伝えたいと思います。」
選手達は本当に感動の走りを見せてくれました。感謝の気持ちもしっかり受け取ることができました。
私からも改めて、みんなにお礼を言いたいと思います。本当にありがとう!
私もテレビで応援していましたが、沿道の景色は例年とは明らかに違っていました。
ただ、沿道からの声援は少なくとも、走りの熱さは例年以上のものがあったと思います。
厳しい状況の中でもスポーツは、いつも私たちに元気を与えてくれます。アスリートの頑張る姿は感動や希望を与えてくれます。
本年最初の大きなスポーツイベントである全日本実業団対抗駅伝が無事に開催されたこと、本当に意義深いと思います。
大変な環境の中で、無事に大会を開催いただいた関係者の皆さまにも深く感謝申しあげます。
年初に7人のランナー達から受け取った元気を、もっと大きな元気にして、多くのお客様にお届けしていけるよう、トヨタ自動車のみんなも努力を続けていきましょう。
追伸
本音をいうと…、やはり、すごく悔しい。
監督、選手、コーチ、応援団、田原工場の皆さんは、本当に頑張ってくれました。おかげで、トヨタは常連強豪チームになれました。
だけど、悔しい。あとは、優勝だ!!
今、明かされるWoven Cityの原点 トップが悩み、たどり着いたこと
Woven City着工に伴い、「ともに未来をつくる仲間」へ社長 豊田章男からメッセージが送られた。
クルマを走らせる550万人へ。
2021年元旦、「私たちは、動く。」という広告が新聞各紙に掲載された。
クルマを走らせる550万人というハッシュタグと共に文章が記されている。
トヨタの現在地を確認できた95分間
関係者向けの極秘映像を見終わった香川編集長。豊田社長が世界の仲間に送った熱いメッセージに何を思ったのか。