MAZDAとTOYOTAのエール交換

2020.09.04

今年は参加できなくなったマツダ主催のロードスター耐久レース。モリゾウの欠席連絡にMAZDA丸本社長から返信が届いた。

昨年9月の第1土曜日、豊田社長(モリゾウ)は“MAZDAのロードスター”に乗ってレースに出ていた。

トヨタイムズでも、その様子を報じている。

昨年の様子はこちら

昨年、MAZDAからクルマも貸してもらい特別に出場させてもらっていた…にも関わらず、あろうことかモリゾウのチームは終盤にMAZDAのワークスチームを追い抜き2位を獲得してしまった。

そんなことをしてしまい、もう誘われないかと思っていたが、今年もモリゾウのもとにはMAZDAからインビテーションが届いた。今年もクルマを貸していただけるということだ。

しかし、モリゾウは参加を断った。

断った理由のひとつは、このような状況の中で「メディア対抗」という原点に立ち戻り、レースのホストに徹するということで、ライバルであるMAZDAのワークスチームが参加を見送っていたからだった。

しかし、お断りするのと同時に、モリゾウは、MAZDAの方々をはじめ、今年もレースに参戦するチームのみなさんへメッセージを送っていた。

そこにはモリゾウが参加を拒んだ“もうひとつの理由”も書かれていた。

【メディア対抗ロードスター4時間耐久レースにご参加の皆さんへ】

こんにちは!
ルーキーレーシングのモリゾウです。
今年は特別に無給油2.5時間レースになると聞きました。

昨年同様、燃費優先に徹した運転が必要ですね。
1年前、モリゾウも”ガマンの燃費走行”に徹しました。

それが功を奏して、最後の最後にマツダの“人馬一体チーム”を抜いて2位を獲得!
“人馬一体チーム”を抜いて2位に躍り出た瞬間は最高でした(笑)

今年はというと
ごめんなさい。モリゾウは欠席いたします。
理由は2つ。

ひとつはライバルの“人馬一体チーム”も欠場とお聞きしたので張り合いがないなと思っちゃいました。

もうひとつはやっぱりもっと思いっきりアクセルを踏み込みたい…
ということで、モリゾウは筑波ではなく富士を走らせていただくことにさせていただきました。

時間もたっぷりあるレースなので”ガマンすることなく”アクセルを踏み込んでまいります!

しかし、皆さん同様“美しく走る”ことは忘れずにレースを楽しみたいと思ってます。

今日は、お互いに“美しく走って”そして“ドライバーになりましょう!”
Be a Driver!

モリゾウ

このメッセージを添えて欠席連絡をしたところ、今度は、MAZDAの丸本社長からモリゾウに返信が届いた。

自動車会社の社長二人が、同じ日に、場所は違うが同じようにレースに関わっている。
そんな二人が、お互いの社のキーワードを言い合いながらエール交換をした。

富士スピードウェイでアクセル全開中のルーキーレーシングチームの皆さま、モリゾウさま、マツダの丸本です。

昨年はメディア対抗ロードスター4時間耐久レースへのご参加ありがとうございました。

ルーキーレーシングにマツダチームがオーバーテイクされた瞬間のみなさんの大歓声が今も耳に残っています(悔しい!)

今年は倍返しを心に誓ったのですが、24時間レースとは恐れ入りました()

ルーキーレーシングのロードスターも万全のメンテナンスをして今年の参加を待っていましたが、残念。

来年の月の第1土曜日は、今からぜひ予定を空けておいてください。

それにしても、やっぱりお互いクルマが好きなんですね。

昨年は火花バチバチ競い合いましたが、今年は富士と筑波の二手に分かれ、より多くのみなさまに『走る歓び』を伝えていきましょう!

そして、トヨタさんに負けないように、マツダも「もっといいクルマづくり」を目指します!

マツダ株式会社 
丸本 明

<筑波のレースはこちら>
MAZDA メディア対抗ロードスター4時間耐久レース
https://www.mazda.com/ja/innovation/motorsports/media4tai/

<富士のレースはこちら>
ピレリスーパー耐久シリーズ2020 開幕戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース
https://supertaikyu.com/races/2020r1/

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